父の影
今週のお題「夏を振り返る」
今年は新盆でした。
昨年地元に戻ってきた私は、昨年のお盆は実家に行き、祖父のお迎えを妻と父と祖母と行きました。
あれから早一年
今年のお盆は祖父と父を迎えに行きました。
春先に突然脳出血で倒れて、そのまま帰らぬ人となりました。58歳でした。
出血した場所が脳幹という脳の中枢にあたる部分で手術をすることができず、ただ見守ることしかできませんでした。
その日は2時間前まで一緒にみんなで話したり昔のアルバムを見たり、普段通りに過ごしていました。
あっという間に数ヶ月が過ぎましたが今だに信じられなくなる時もあります。
両親の死というものは誰もが想像することではないかと思いますし、ある程度受け入れられるだろうと思っていましたが、想像と実際とではこんなにも違うものなのだと痛感させられました。
父は仕事ばかりでなかなか出かけたりもできていなかったようですが、私が北海道に勤務していた時に年に1回だけ北海道旅行に来ていて、その時にはいろんな美味しいものを食べさせ、いろんな観光地を回りました。
親孝行は全然できなくて後悔ばかりですが、少しでも楽しんでくれたのではないかと思っています。
秋に子供が産まれる予定ですが、初孫を抱かせてやることができませんでした。
1番悔しいことです。
父の死をきっかけにさまざまな心境、環境の変化がありました。
身近な人の死を受け入れるには時間しかないと思います。
今は、妻が元気な赤ちゃんを産んでくれて
父に孫を見せに行くことを楽しみにしています。